時折Mozillaに触る事があり、その度にインストールされているテーマが気に喰わなくて適当なテーマを探すのだが、どうにも気に入るテーマは見つからない。Mozillaのユーザー数とMacのユーザー数を考えればKaleidoscope程度に流行ってもよさそうなものなのだが、公式テーマ集に登録されているテーマと来たら非常に少ない。
Kaleidoscopeのスキームはよく分からなくともリソースファイル一つを適当に弄ってフォルダに放り込むだけだったのに較べて、Mozillaはテーマを作成しようとするとそもそもXULの仕組みから理解しないといけないと言う敷居の高さが一番の問題なのだろう。
XULの自由度の高さもそのまま敷居の高さに直結している気がする。ある程度の制限があっても、少し弄るだけで劇的な変化が見られるようなテンプレート*1が用意されていれば、普及に弾みがつくかも知れない。
あるフォルダに存在するファイルを走査して組み込むと言うプラグイン・コンポーネントとしてはごく当たり前の方式を採らず、設定ファイルへインストールの旨を書き込まなければならない方式を採用した背景には一体何があるのだろうか? ……クロスプラットフォームか?
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にtitle
が必要か?ポインタを置いているだけで所構わずヘルプタグを表示し、読むのを邪魔するような機能は必要無い。何度かこれで苛々した記憶がある。そう言う意味でリンク限定ではあってもSafariの出した回答はクレバーでスマートだったが、よくよく考えてただの段落要素に何故title
要素が必要なのか?
段落に必要な助言的情報
とは一体何なのか。もっと言えば、見出しに必要な助言的情報とは? リストに必要な助言的情報とは? 何かしらのアクションを起こす訳でもないのに突然ポップアップして読むのを邪魔するあまり褒められたものではないUIによってしかアクセス出来ない助言的情報とは? あるいは、異なる形で記述されるべき情報ではないのか。
セクション/コメントアンカーにtitle
属性を付けようと思って、プラグインでなんとか出来るものかと色々追っかけたのだけど、どうもioファイルのあちこちでハードコーディングされているっぽい。my-exプラグインを使ってfnへの参照もやりたいし、どうにかこの自分参照アンカーを統一的に扱えるように出来ないものか。
*1 例えばKaleidoscopeの1.5,x系スキームのようなもの。