これまでの感想。ApacheがファイルベースのいかにもUNIXなHTTPサーバなのに対して、JigsawはHTTPのリファレンス実装なだけあってかなり抽象化をしてあって、HTTPを通じて提供されるリソース全てがJavaのオブジェクトとして定義されている。
そしてその管理にSwingアプリケーションを使うのだが、いい加減出来損ないのAq(省略)折角のGUIなのだけど、Jigsawのデザインコンセプトが理解出来ず。ResourceとFrameの違いが未だによく分かっていなかったり。
はてなダイアリーのシステムがよく似ているので、tDiaryのページでも「前のx日分」を無意識に探してしまう事がある。まるっきり違うシステムならそう言う事も無いのだけど、似ているだけに同じ操作性を期待してしまう。要するにはてなのロゴだとかURLだとかは違いを認識するための役には立っていないと言う事か。
最近はSafariをメインに、Caminoをローカル用(メモ用のPukiWikiとか、Validatorとか)に使っている。履歴がごっちゃになるのが面倒なので。こう言う、別の用途に同じブラウザを使えるような仕組みって無いものか。
Wikiを個人的なメモ書きに頻繁に使うようになって改めて分かった事がある。
一番困るのがページ名の管理。ホイホイと変えられないので、新しい(カテゴライズの済んでいない)話題について記す際に最も高い敷居となる。だからRandamNoteはページ名を排除してあるのだろうけど、目に優しいURLでアクセスしたいと思うのも人情。
単純な記法はブラウザの貧弱なフォームでもそれなりのマークアップが可能で、そしてその単純さがメモ書きとしては最適なのだが、ページ内容が増えれば増えるほどフォーム機能の貧弱さがネックになって来る。Webページの内容として最適な量に、フォーム内で編集するのに最適な量が全然届かないからだ。
それでパラグラフ指向Wiki、どうも主流ではないらしく選択肢も機能性もぐっと減る。PHPで動くLeafWikiを試した。
パラグラフのタイトルはフォームの一行目なので修正も簡単。パラグラフのIDでアクセスするとそのパラグラフの所属するページへとリダイレクトしてくれる。緩い名前空間のサポートも魅力的。
ただ一つ、吐くHTMLが致命的で常用する気になれなかった。と言うかあくまで試験実装っぽい。
未だ妄想の段階なのでそれが使いやすいかどうかは分からないが、二つを足したような、要求に応じて日付駆動とカテゴリ/タイトル駆動が可能なものって出来るだろうか。……って、よく考えたらこれってスゴくCMS的だよな。